今日から8月。
猛暑が続いています。
暑い暑い湘南海岸ですが、
愛犬とのお散歩を朝にしてみたところ、
朝の海風が心地よいことに気づきました。
自然の風…やはり好きです。
クーラーは苦手です…。
今日のテーマは「カウンセリングを学ぶ」
昨今のスクールカウンセラー制度はご存じの方も多いと思いますが、
日本では大きく分けて二つのカウンセリングがあります。
学校でのカウンセリングと医療機関でのカウンセリングです。
諸外国でのカウンセリングは、元々教育分野から派生し、
「相談者の成長・発達のための相談を行うこと」であり、
医療機関におけるカウンセリングは心理療法といわれ、
「心理的問題や精神疾患の心理的治療のこと」であるそうです。
ただ、近年では、これらを統合して一つのコースとして学ぶ傾向がみられるとのこと。
教育なのか、医療なのか…
実は、日本でも、教育と医療の統合の傾向はみられると感じていて、
近年、臨床心理学の学びの分野に「地域援助」というテーマが増えました。
これは、
地域で暮らす者からすると、ごく当たり前のような気がします。
心の問題は見えにくい… とても身近な問題です。
教育と医療の間のケアはどこに?
ご相談を受ける中で、
児童精神科の予約がとれない、
対象年齢に当てはまらない、
スクールカウンセラーは学校外のことを相談できない、
など、
相談先に悩まれるご家族が増えているように思います。
また医療側からすると、
命の危険が迫るケースが優先となる、
ケース一つ一つに丁寧に関わりたい、
という事情から、
医師不足に悩まれているお話を伺います。
お母さん達の抱えている悩みは複雑です。
なぜなら、
子育てという営みの中には、
教育も医療も混在しています。
お子さんの育て方や神経発達症のご相談が、
回を重ねるごとに深まり、
ご家族の精神疾患についての心理教育につながることは、
少なくありません。
心理療法の数は数えきれないほど存在するとのこと。
心理士自身に合ったものを選び、
トレーニングを積み、
身につけることが推奨されています。
心理学は
風邪には風邪薬ー のような
明確な答えには至っていないようです。
教育と医療の統合や、
相談者の生活する文脈と環境を踏まえた支援は
まだまだ研究の途中といえそうです。
Mito